最近、新聞やニュース番組で話題になることも多い「若年層を中心とした雇用問題」。
と同時に、若い人達の「アルコール離れ」も進んでいるようです。
そこで、こめすうぃーと親善大使(自称)を務める、すうぃーちゃんが、自分と同じ「働く社会人3年目の女性」に
スポットを当てて「仕事とお酒に関する調査」を実施しました!
調査期間 |
2012年4月6日~11日 |
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調査方法 |
インターネット |
調査対象 |
4年生大学を卒業し、2012年4月に社会人3年目を迎えた |
先ず始めに、転職経験について聞いたところ、既に4人に1人が「転職した事がある」と答えられました。一方で、大学卒業以来、ずっと同じ職場に勤めている方も72.2%いらっしゃいます。
続いて、今の仕事をどう思うか?を聞いたところ、「とても満足している」+「少し満足している」が合わせて43.8%。「少しガッカリしている」+「とてもガッカリしている」は、合わせて26.6%。と全体的には、満足傾向にあるようです。
但し、問1の転職経験有無と、問2の就業満足度を掛け合わせてみると、転職した事がある人が今の職場に満足してる傾向が強く、同じ職場で勤めている人がガッカリしている様子が伺えます。
続いて、問2で、「普通」「少しガッカリしている」「とてもガッカリしている」を選んだ方には、何にガッカリしたか?「とても満足している」「少し満足している」を選んだ方には、何に満足しているか?を対比して聞いてみました。(共に3つまで選択)
先ず、問3-1では「仕事の内容や勤務時間に対して給料が低い」が44.8%と1位に。続いて「自分の将来像(キャリアプラン)が描きづらい」が34.5%となり、給料の低さと不安定な将来像が、ガッカリ要素として上位を占めています。続いて、「仕事の達成感が得づらい」が26.0%、「職場の人間関係がめんどくさい」が25.3%と続いています。また「想像していた仕事の内容とギャップが大きい」も18.9%となり、事前の仕事のイメージと、実際に与えられる仕事のミスマッチもガッカリする要素になっているようです。
問3-2は、ガッカリ要素1位の「給料が低い」に対して、「仕事の内容や勤務時間に対して給料が高い」は、16.4%と全体の9位という比較的下位に。今の仕事に満足していても、決して今の給料に満足しているとは言えないようです。最も満足度が高かったのは「職場の人間関係がスムーズ」が41.1%と1位に。続いて「仕事の達成感が得やすい」が36.1%、「仕事の内容が好き(希望の職種と合っている)」も34.2%と、人間関係を重視し、好きな仕事をすることで仕事の達成感を得ている社会人3年目の女子の姿が浮き彫りになってきています。また、4位の「仕事に自由度(裁量権)が多い」22.4%は、ガッカリ要素では「仕事に自由度(裁量権)」は5.0%と低いことから、すうぃーちゃん世代の女子にとって「仕事を任せて貰える」ことは、満足度につながるのかもしれません。
次に「会社から自分は適性(フェア)に評価されているか?」の質問には、全体の46%が適正に評価されていると回答し、会社からの評価は、意外と!?冷静に受け入れているようです。また、仕事が上手くいった場合の希望するリアクションは、1位が「給与に反映して欲しい」39.6%、2位が「上司や先輩から褒められたい」が26.4%と、3位以下を大きく引き離す結果に。お給料UPはもちろんですが、上司や先輩から褒められることで心が満たされるのが「すうぃーちゃん世代の働く女子の心」というものかも?逆に言えば、普段から上司や先輩から褒められる機会が少ないのかもしれません。
また、問2で聞いた「就業満足度別」に、問5の仕事が上手くいった時に望むリアクションを見ると、今の仕事に満足している人ほど「上司や先輩から褒められたい」を選んでいる比率が高くなっています。問2で「とても満足している」を選んだ方のみ「給与に反映して欲しい」が3位(17.6%)に選ばれ(その他は全て1位)、「給料への不満」と「仕事の満足度」が密接な関係であることが、ここでも明らかになっています。更に、若干ですが、「ガッカリしている」人が「自分なりに自由に企画や仕事の取り組み方を提案させて欲しい」を選んだ傾向が強く、会社から与えられたやり方に不満を感じながら、今の仕事に取り組んでいる可能性も否定できません。
次に、上司や先輩に対して「仕事ができる」と感じる時は、どんな時ですか?(2つまで選択) と聞いたところ、「経験や知識が豊富と感じる時」が53.2%で、2位と大きく差をつけて1位に!次いで、「職場以外との人とのやり取りを見て」26.8%や「仕事を短い時間で完了した時」26.2%などに、上司や先輩が仕事ができると感じるようで、社会人3年目の女子からは、「勤務時間外に働いている上司や先輩」は、決して仕事が出来るとは映ってないみたいです。
問7では、今、職場に「一番欲しいタイプ」を「上司や先輩」と「同僚や後輩」と併せて聞いたところ、1位は「悩みや相談ができる上司や先輩」22.6%となり、僅差で「仕事が出来る上司や先輩」21.2%が続きました。また「恋愛対象」は、「上司や先輩」「同僚や後輩」共に低く、社会人3年目の女子は、同じ職場に恋愛を求めていない様子が見えてきます。
更に、上位2項目の「仕事ができる」と感じる上司や先輩と、「仕事の悩みや不安」を話せる上司や先輩について、今の職場での「ボリューム(人数)と満足度」の関係性を、問8、問9で質問してみました。先ず、ボリューム(人数)の比較をみると、仕事ができると感じる上司や先輩については、「大勢いる」が合わせて19.0%、「数名いる」が合わせて62.4%、「1人だけいる」が合わせて8.6%、「全くいない」が合わせて10.0%となりましたが、
仕事の悩みや不安を話せる上司や先輩については、「大勢いる」が合わせて6.0%、「数名いる」が合わせて44.4%、「1人だけいる」が合わせて16.4%、「全くいない」が合わせて33.2%となり、「仕事ができる上司や先輩」に比べて「仕事の悩みや不安を話せる上司や先輩」の数が少ないことが明らかになってきました。
また、満足・不満に関わらず、3人に1人(33.2%)が、仕事の悩みや不安を話せる上司や先輩が「全くいない」を選んでいるものの、その内の約半数(15.8%)は、全くいないことをよしとしているようです。
4月は新入社員の歓迎会や、お花見、新しい部署での交流など、お酒を飲む機会も増える季節。職場の人と一緒に「飲み会(お酒)」に行く頻度はどのくらいですか?との質問には、4人に一人が、「2週間に1回以上」16.0%と回答するも、「2~3か月に1回以下」は63.2%と、多くの方が職場の人とお酒を飲む機会が無いことが明らかになりました。
さらに、その頻度についてどう思うか?を質問し、4段階に分けたところ、「ほとんど行かない+全く行かない」方は、少ないと実感しつつも、今後も増やしたくはない。という結果(47.5%)に。また、1か月に1回以上行く人は、「丁度良い」が約7割を占めるものの「少ないので増やしたいと思う」に比べ「多いので減らしたいと思う」を選び、今後も更に、一緒に飲みに行く機会は減少する可能性が高い模様。しかし、職場の人と一緒にお酒を飲む機会が少ない人ほど「少ないので増やしたいと思う」を選んでいる傾向もあり、普段一緒にお酒を飲みにいく機会が少ない女子は、キッカケさえあれば、今後飲みに行く回数が増える可能性が残っています。
では、職場の上司や先輩と「飲み会に行きたいと思う時」について聞いたところが、1位は「飲みに行きたいとは思わない」が31.2%という結果になり、ここでも上司や先輩とのお酒の機会が少ないことが明らかになっています。しかし実質的に行きたいと思う時は、「相談したいことがある時(仕事について)」が19.0%と、「仕事がうまくいった時」の16.4%を超える結果に。社会人3年目の女子にとって、普段あまり話せない「仕事の悩み」も、お酒の席では比較的打ち明けやすいのか?あるいは勤務中の「真面目本音トーク」は、苦手なのか?いずれにせよ、「リラックスして真面目に仕事の相談ができる」ことも、必要なのかもしれません。
次に、一緒に飲みに行って楽しいと感じる、相手の年齢と性別をそれぞれ聞きました。相手の年齢別で見てみると、男女とも共通して「25~29歳」が1位に選ばれ、「少し年上の身近な先輩」と楽しむ様子が伺えます。(2位は「同年代」、「30~34歳」は3位)また、10歳以上、年上(35歳以上~)になると割合が減り「距離間の境目」も、感じられます。更に「年下」は男女共に最も順位が低く、「年下の後輩を連れて一緒に飲みに行く」という光景が見られるのは、まだまだ先になるようです。男女別では、「30~34歳」より男女のバランスが逆転。相手が男性の方が「年齢が上でも楽しめる」傾向があらわれています。逆に言えば、相手が女性の場合、10歳以上年上になると、気を使って楽しめなくなる等の、何かの障壁が存在するのかもしれません。
せっかく上司や先輩と一緒にお酒を飲みにいっても、ガッカリすることってありませんか?そんな「飲み会でのガッカリポイント」を聞いたところ、1位は「説教をされる」、2位は「飲み会がなかなか終わらない」、3位は「割り勘にされる」という結果となりました。
また、自宅でお酒を飲む頻度について聞いたところ、半数以上の54%が、「ほとんど~全く飲まない」と回答し、アルコール離れが顕著な形で表れました。しかし、約4人に1人(23.8%)は「1週間に1回以上」と答え、「職場の人と一緒に飲みに行く=8.4%」に比べても「自宅飲み派」が主流なことが伺えます。
そして、自宅で飲むお酒は缶チューハイが1位に。2位は梅酒が続き、女性のお酒の好みを反映した結果となりました。
問16では、人には言えない「職場での仕事以外の楽しみ」について聞いたところ、1位は「こっそり、休日の計画を立てている時」、2位は「こっそり、インターネットやメールをしている時」、3位は「こっそり、おやつを食べている時」となりました。上司や先輩の皆さんは、インターネットやメールで、休日や連休前に遊びの計画を立ててる姿を見かけたら、こっそり注意するか、こっそり楽しみに参加してみる?のもアリかも??問17では、平日(勤務日)のストレス発散方法について質問。結果、「インターネットの閲覧」と「家族や恋人など(仕事以外の人)との会話」が、僅差で1位と2位となる形に。また、「ツイッターやフェイスブックなどのSNSの利用」や、「メールや電話」を合わせると、27.6%となり「オンラインでのコニュニケーション」が平日のストレス発散になっていることも伺えます。気になるのは、問16の「仕事が忙し過ぎて、こっそり他の事を楽しむ時間も無い」が20.4%と比較的上位にランキングされている点。問17の「平日にストレス発散する方法が無い」は、比較的下位にランキングしていることから、社会人3年目の女子の「業務がキャパオーバー気味」になっている可能性も推測されます。
「結婚」をキッカケにして、「今の仕事」をどうしたいか?を聞いてみました。結果は、結婚をしても「今の仕事を続けたい」が合わせて41.8%。結婚したら「今の仕事は辞めたい」が合わせて41.5%とほぼ同じ割合に。また結婚をキッカケに仕事を辞めたい方の中でも「専業主婦になりたい」が14.1%に対し、「別の職場で働きたい」は27.4%となり、専業主婦になるよりも、働くことを選択する傾向が強いことが分かりました。
最後に、ズバリ自分のことを「リア充」かどうか聞いてみました。結果は、約半分の人が「リア充と思わない」と回答。また、5人に1人が、若年層の間でインターネットを中心に頻繁に使用されている「リア充」の意味「リアル(現実)の生活が充実している人のこと」がよく分からない。ということも分かりました。さらに、「リア充の自覚別」に、「今の仕事の満足度(問2)」を掛け合わせてみたところ、リア充と自覚する人の方が、今の仕事に満足している様子が明らかとなり、社会人3年目女子の生活の充実感と、仕事の充実感との関係性が近いことが伺えました。