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HOME > 研究・開発 > 研究開発者メッセージ > バイオ技術開発 担当

研究開発者メッセージ

バイオ技術開発 担当

1. 現在の担当している仕事は何ですか?
麴菌・カイコを使った組換えタンパク質の生産に携わっています。大関では、2009年から遺伝子組換え麴菌、2014年からは遺伝子組換えカイコを作製しタンパク質を生産する受託サービスを行っています。大学や企業からの依頼が多いのですが、生産が難しいタンパク質の発現や高い生産性を求められることがあり、一筋縄ではいかない案件もあります。そのため文献からの情報収集や地道な条件検討を繰り返すことは欠かせません。少しずつ結果を積み重ね、検討を進めることで満足いただける結果になるように取り組んでいます。その分、満足できる結果が出すことができたときの喜びはひとしおです。
2. 今までのキャリア(携わったテーマ)を教えてください。
入社当時は、カイコの飼育/遺伝子組換えを担当していました。これまでに見たこともないよく分からない虫を大量に飼育することに抵抗がありましたが、毎日見ていると次第に慣れて今では少しかわいらしく見えるようになりました。現在は麴菌での受託業務や、技術開発に携わっています。
3. 仕事で印象に残っていること(成功・失敗など)を教えてください。
昆虫の体液では銅含有タンパク質が酸素の運搬を行っているとの話を聞き、カイコは発現が難しい銅含有タンパク質の生産が得意なのでは!?と思い、生産させてみることにしました。しかし、残念な結果になってしまいました。調べてみると、昆虫は気管が全身に張り巡らされており、組織に直接酸素が供給されるので酸素の運搬に銅タンパク質は使っていませんでした。この失敗を教訓に、研究を始める前には発現させるタンパク質や用いる宿主の由来・特性をしっかりと調査するようにしています。知らなかった新しい知識が積み重なることが、ちょっとしたアイディアや問題解決への対応力に繋がっていると感じています。